だらだら

2003年6月22日
この二日間はひたすら猪瀬直樹の著作を読んでました。
 
 
彼の作品は味わい深い。小説のような語り口で
ノンフィクションをかける稀有な作家。


明治から今日までの日本人のメンタリティー
の移り変わりを、沢山の伏線を織り交ぜながら
描写しています。

 
だから、俺の頭では理解するのが難しい。
100ページ以上前の記述をしっかり覚えておか
ないと、取り残されてしまいます。

 
なんだろ、この読後感。過去にもこのタイプの本を
読んだ記憶がある。。

 
 
そうだ、手塚治の「アドルフに告ぐ」。

 
いくつもの伏線を張りながら、外堀から確実に
埋めていき,物語の核心を突くパターンが
そっくりです。

 
「アドルフ〜」では三人のアドルフと一人の
新聞記者を等間隔に配置しながら、ファシズム
という一つの時代の結末を描いています。


猪瀬直樹の「黒船の世紀」もそう。大正、昭和の
複数の実在する、科学小説家の著作を
並べながら、日本人を太平洋戦争に駆り立てた
原因を解き明かしています。


つまり、私みたいな凡人は、一回読んだだけで、理解した気になっちゃだめってことね。

 
 

明日、複数の会社の選考結果が来ます。


 
これでダメだときついっす。

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