顛末2

2003年11月12日
前号の続き

彼女は、自分が告白された事実を告げた。
 

その‘‘瞬間‘‘では、彼女に対し明確な
恋愛感情を抱いていない俺、しかし、その話を
聞いた時、心の中にかすかな不快感が醸成されて
いた。

僅かな心の乱れが、己の人格を貶める発言を
生み出した。
 
 
 
人はこれを「自滅」と呼ぶ。

 
俺の、彼女に対する発言は、彼女に大いなる
衝撃をもたらした。
 

「ま、Mさんの心、つーか本能のの赴くまま
でいいと思うんだけどさ。ちょっと心配といえば
心配だなー」
 

そして俺は、具体例をもって自分の主張を補強
するために、以下の事実を打ち明けた。
概要以下の通り。

 
■数年前、俺は片思いだった子が他の男と付き
合い始めた途端、闘争心に火が点き、死に物狂
いで奪い取った。しかし奪った途端に冷めて
しまった。傷つけたくないから、相手から
フってくれるのをまっていた。
 
 

この話を聴いた時点で、彼女は俺に恐れを抱く
ようになる。

 

 
‘‘私も飽きられて、捨てられるんじゃないか‘‘
  

そんな心配を抱えながら再会の夕べは幕を閉じた。
 
 

 
そして、数日後のある昼下がり、俺から「告白」のメールが届いたのだった・・・
 
 
以下、次号

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索